ごあいさつ

幼児期は、樹にたとえれば、土の下にある根っこです。目には見えませんがこれからの光り輝く人生を支える大切な土台です。
この幼児期に「遊び」を通して、人と人とが関わりあうことの喜びを身体いっぱいに感じることができるように、私たち保育者は精一杯お手伝いをしていきたいと思っております。

『遊び』を中心とした保育

子どもたちは遊びの中からたくさんのことを学んで大きくなっていきます。集団の中に入ることにより子どもたちの世界も広がり、好きな遊びも増え、遊びを通して友だちとの関わりも深まっていきます。
伝承遊び、鬼ごっこ、泥だんご作り、折り紙等、幼児期にしかできない遊びを体験し、心も体も成長して欲しいという思いをもって、当園では子どもたちがのびのびと遊べるよう、ゆったりとした保育を心掛けています。

青少年赤十字の精神を生かした保育

青少年赤十字の目的

青少年赤十字は、児童・生徒が「赤十字の精神」に基づき、世界の平和と人類の福祉に貢献できるよう、日常生活の中での実践を通じて、いのちと健康を大切にし、地域社会、国家、世界のために貢献し、世界の人々との友好親善の精神を育成することを目的にしています。
「赤十字の精神」は、今日、国家、民族、宗教を越えて世界中の人々が最低限、共感できる人道(人が人として尊ばれる)の原則を基盤としています。青少年赤十字(JRC;Junior Red Cross)は世界的な組織ですが、現在、日本でも全国の国公私立の幼稚園・保育所から高等学校まで、約90,000校で2,350,000人の児童・生徒が加盟して、活発に活動を行っております。

青少年赤十字の実践目標と態度目標

実践目標 → 人間が生きるために必要な大切な要素
1.健康と安全 ・・・・・・・・・ 生命と健康を大切にする。乾布摩擦もこの趣旨により行っております。
2.奉仕 ・・・・・・・・・・・・・・・ 人間として、社会のため、人のために尽くす責任 を自覚し、実行する。
3.国際理解と親善 ・・・・・ 広く世界の青少年を知り、助け合う精神を養う幼児の場合、どんな友達とも仲良くなる。
態度目標 → 子供が、自分で進んで考えたり、行動したりする力を身につけることを目的としています。問題に気づき、解決の方法を考え、解決のために具体的に実行する、これらは、小学校以上の校種で教育目標としているところが多くなっております態度目標 → 子供が、自分で進んで考えたり、行動したりする力を身につけることを目的としています。問題に気づき、解決の方法を考え、解決のために具体的に実行する、これらは、小学校以上の校種で教育目標としているところが多くなっております。
具体的実践として古切手集め、1円募金、アフリカへの友愛物品(品物集めを強要することはありません)、海外、国内の幼稚園との絵の交流等がありました。

英語クラス

英語クラスは、単に語学の系統的学習ということではなく、言葉に親しむという幼稚園教育要領の中の領域「言葉」に沿って行います。従いまして、言葉を覚えるための直接指導ではなく、歌を歌ったり、カード遊びをしたり等「遊び」を取り入れながら、子供たちの興味や好奇心を満足するようにし、意欲を向上するように方向づけます。そのため、子供の英語や外国の生活や社会に興味や関心があることが前提となりますので、年長組の希望者のみとします。指導には、アメリカのカルフォルニア州立大学で学んだ坂井があたります。

尾道幼稚園の歴史

年  月  日 出  来  事
明治27年 土居イト 土居遊戯園設立
明治36年 3月16日 坂井善兵衛、野田茂吉等発起人となり、天寧寺旧中学林跡を借り土居イトを園長として尾道遊戯園を設立する。
明治39年 5月18日 幼稚園設置の認可を受ける。
大正8年 1月 私立尾道幼稚園と改称する。
昭和5年 8月 幼稚園舎を新築する。
昭和41年 11月 幼稚園教育90周年を記念して、文部大臣表彰を受ける。
昭和56年 5月 坂井ナミエ幼児教育功労で勲五等瑞宝章を受ける。
昭和57年 2月10日 創立80周年記念式典・記念講演会を行う。
昭和57年 4月 1日 学校法人となる。
学校法人名:光鶴学園
平成2年 9月 坂井正男第6代園長となる。